♪♥ この教材は,高校数学の基本問題のうち,2次不等式(解き方まとめ)のバックアップファイルです. ♫♣ 元の教材が機器や通信トラブルで読めないときに,こちらを使ってください.なお,学習の記録は付いていません. (Ⅰ) 初めにの係数が負になっている2次不等式は,両辺に-1を掛けて,の係数が正になるように書き換えます.
の係数が負になっている2次不等式,例えば
のような問題を「そのまま解こうとすると」 という上に凸のグラフを描いて,になるようなの値の範囲を探さなければならないことになります. このような問題は,元の不等式を に変形してから解くことに決めておくと,常にの係数が正の という「よく見慣れた」グラフで解けるようになります. そこで,以下においてはの係数が負になっている2次不等式が登場したら,両辺に-1を掛けて,の係数が正になるように書き換えて解くことにします.
において2次の係数が正であるとき、グラフは谷形になります。
⇒ (ただし、)は谷形 右上に続く↑
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(Ⅱ) の係数が正で
ア)の解が
のとき
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イ)の解が
(重解)
のとき
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ウ)が実数解をもたないとき
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【例題1】
(解答)2次不等式の解を求めてください.
(Ⅰ)により,の係数が負のときは,両辺に-1を掛けて,問題を書き換えます.
両辺に-1を掛けると この2次不等式を解くことにする.
まず2次方程式を解く.
因数分解できる問題は,因数分解で解くのが楽 の解は より 2次関数 のグラフは右図のようになるから となるの値の範囲は …(答) |
【例題2】
(解答)2次不等式の解を求めてください.
両辺に式があるときは,展開整理して左辺に集めます
この2次不等式を解くことにする.
まず2次方程式を解くと虚数解になるのを見たら,判別式の話にしてしまう.
のときは を使うと よりも小さな数字で調べられる の判別式は だから 2次関数 のグラフは右図のようになる となるの値の範囲は すべての実数…(答) |
■参考・・・平方完成による不等式の証明 上記のイ)の場合,およびウ)の場合は,平方完成の変形により解くべき2次不等式に代えて絶対不等式の証明で行うことができますが,後に述べる事情(*)から基本練習としてはお勧めしません.
【例1】イ)の場合
(1) 2次不等式…(A)の解を求めるとき
…(B)だから (A)は成り立たない.したがって,「解なし」…(答)
(2) 2次不等式…(A)の解を求めるとき
…(B)だから …(答)
(*)
(1)(2)の問題において,(A)は解くべき式,(B)はつねに成り立つ式であるが,同じような不等式で書かれているためか,(B)を使って(A)を解くという関係がなかなか理解しづらい生徒が多く,教科書などでは2次関数のグラフを使った解き方が多い. |
【例2】ウ)の場合
(3) 2次不等式…(A)の解を求めるとき
…(B)だから (A)はつねに成り立つ.したがって,「すべての実数」…(答)
(4) 2次不等式…(A)の解を求めるとき
…(B)だから (A)は成り立たない.したがって,「解なし」…(答) |
【問題1】 次の2次不等式を解きなさい. (正しい選択肢をクリック)
(1)
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(2)
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(3)
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(4)
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【問題2】
(1)
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(2)
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(3)
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(4)
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【問題3】
(1)
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(2)
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(3)
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(4)
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